全日本クラブ選手権(男子世代交流の部) 観戦記 |
●予選リーグ 3チームでのリーグ戦形式。リーグ1位のみ決勝トーナメント進出となる。 |
■セントラル(北海道)戦 |
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青嵐クラブ |
5−0 |
セントラル(北海道) |
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宮本 |
3 |
11−7 13−11 11−7 |
0 |
野村 |
|
吉田 |
3 |
11−5 11−1 11−6 |
0 |
野村 |
|
鈴木 |
3 |
4−11 11−4 8−11 11−5 12−10 |
2 |
佐藤 |
|
榎本 |
3 |
11−6 11−1 11−6 |
0 |
池田 |
|
菅 |
3 |
12−10 11−5 11−5 |
0 |
竹澤 |
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大事な初戦である。 トップの宮本は野村に対して終始優位に展開し、ストレートでの勝利。 続く吉田は野村と対戦。吉田は奥様の実家に近いこともあって力が入るところだが、これも危なげなくストレートで勝利。 3番の鈴木は試合展開が優位になったこともあり、余裕からかストレート勝利を宣言しながら佐藤と対戦。しかし、力が入りすぎたか1セット目を落とす。2セット目は難なく取り返すも3セット目は再び接戦を落とす。ここで再度奮起し、4、5セット目をなんとか取り、チームの勝利をもたらした。 世代交流の部は予選ではすべてのポイントで勝負するため、油断することなく4番の榎本に託す。しかし、対戦相手の池田に対し、終始危なげない試合展開でストレートでの勝利。 ラストの菅は竹澤と対戦。菅は男子1部の試合も並行して参加していたため、体力的に心配な部分はあった。思わぬ接戦となった1セット目をものにした以降は危なげない試合展開で、結果的にはストレートで勝利。 チームとして5−0という最高の形でスタートを切った! |
■卓愛会(長野)戦 |
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青嵐クラブ |
4−1 |
卓愛会(長野) |
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宮本 |
3 |
11−6 11−9 15−13 |
0 |
高橋 |
吉田 |
3 |
11−8 11−9 3−11 9−11 11−7 |
2 |
峯村 |
鈴木 |
3 |
13−11 11−13 11−4 11−8 |
1 |
小林 |
榎本 |
1 |
8−11 12−10 12−14 9−11 |
3 |
高橋 |
菅 |
3 |
11−9 11−3 11−8 |
0 |
堀 |
初戦での勢いにのって取りたい一戦である。 トップの宮本は高橋と対戦し、1セット目は余裕のゲームだったが、2セット目から相手の攻撃が徐々に決まり接戦となる。しかし、安定したドライブを持った宮本が勝負強さを見せ、結果的にはストレートで勝利した。 続く吉田は峯村と対戦。1、2セット目は接戦を制したものの、3、4セット目で先に攻撃される展開となりフルセットに持ち込まれる。5セット目、スタートダッシュに成功した吉田が安定した試合展開を見せ、きわどい試合をものにした。 3番の鈴木は小林と対戦。お互いにドライブに自信のあるもの同士の打ち合いとなり、1セット目はジュースで取り2セット目はジュースで取られるという白熱した内容。3セット目、序盤にリードした鈴木が勢いに乗り、そのままこの試合を勝利した。 予選リーグ負けポイントなしの機運が高まり、4番の榎本を送り出す。相手は右表の高橋。榎本はサーブ&3球目攻撃を駆使するも、相手も互角以上の攻撃を繰り出し、互いに打ち合いとなる。いずれも接戦ではあったが、わずかな決定力の差が勝敗を分け、惜しくも敗戦となる。 ラストの菅は堀と対戦。菅は直前に試合していた男子1部の試合でRising Niigataの笹岡との壮絶なラリーを展開した直後でもあり、疲労は極限まで達していた。しかも堀はカットマン。チームとしての勝利は収めていたため、チーム内では菅の棄権を考えるものもいたほどだった。が、世代交流戦にこだわりを持つ菅は迷うことなく台に向かった。1セット目は点数的に離れることがなく接戦となるも、終始リードを奪い、なんとか取る。2セット目は危なげなく取り、3セット目は再び接戦となる。極限状態であっても安定した粘り腰ドライブで試合を勝利した。 予選リーグ2勝で1位となり、青嵐クラブは決勝トーナメント進出となった! |
●決勝トーナメント 青嵐クラブは1回戦目からの出場となった。 |
■卓愛レジェンド(福井)戦 |
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青嵐クラブ |
3−2 |
卓愛レジェンド(福井) |
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宮本 |
0 |
3−11 10−12 8−11 |
3 |
林 |
吉田 |
3 |
11−8 11−8 9−11 7−11 15−13 |
2 |
荒木 |
鈴木 |
2 |
12−10 11−7 5−11 10−12 12−14 |
3 |
斎藤 |
榎本 |
3 |
11−3 11−6 11−5 |
0 |
南 |
喬 |
3 |
11−6 11−6 11−6 |
0 |
荒木 |
世代交流の部は他の試合が重なっている選手がいれば、時間調整をする種目であることが前もって決められていた。そのため、決勝トーナメント初戦のこの試合はかなり後回しとなり、試合の開始時間は19時前後になっていた。 試合の進行は、台が空いてきたこともあり、トップから3番までを同時に行う形となった。 トップの宮本は林、2番の吉田は荒木、3番の鈴木は斎藤とそれぞれ対戦。 このとき、吉田と荒木の一戦がこの試合の運命を握っているとは誰一人予想していなかった。。。 宮本は自分の卓球を展開しようと奮闘した。しかし1セット目は大差で落とし、2、3セット目はなんとか接戦に持ち込むものの相手の攻撃力と安定度が勝り、結果ストレートで落とした。 吉田は荒木とのドライブの打ち合いになるが、1、2セット目は吉田が先に攻撃をしかける形をとってものにする。同時に鈴木も斎藤とラリー戦となったが、1、2セットとも鈴木の方が攻撃を決める形となってものにする。吉田と鈴木は試合の途中だったが、宮本の試合が早く終わったため、4番の榎本が南と対戦。榎本は終始安定した試合展開を見せ、ストレートで勝利する。その横では吉田が3、4セット目を接戦で落とし、鈴木も3、4セット目をもっていかれるという展開となっていた。鈴木は5セット目8−10でリードされるも気合いで追いつき、勝利をつかみかけたが、サーブミスと最後は相手の攻撃に屈し、まさに文字どおりの惜敗となった。榎本の試合の後に入ったラストの喬は、荒木との試合を危なげなくストレートで勝利した。この時点でポイントカウント2−2。しかも吉田も5セット目は苦しい試合展開で、こちらも3番鈴木同様ジュースとなる。ジュース後、10−11、12−11、12−13と勝利の期待と敗北の覚悟を味わいながら、最後は14−13から相手のスマッシュがネットにカス当たってオーバーミス。ついに大激戦の試合を勝利で飾った!! |
■福島ジュニア卓球クラブ(福井)戦 |
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青嵐クラブ |
3−2 |
福島ジュニア 卓球クラブ(福島) |
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宮本 |
1 |
14−12 10−12 7−11 9−11 |
3 |
高橋 |
吉田 |
3 |
11−8 11−5 12−10 |
0 |
八木澤 |
鈴木 |
0 |
3−11 9−11 8−11 |
3 |
神尾 |
榎本 |
3 |
11−7 10−12 11−7 11−8 |
1 |
大内 |
菅 |
3 |
11−5 11−7 11−9 |
0 |
二木 |
一夜明け、いよいよ準決勝。各コートは防球ネットで囲まれ、まさに勝者を決める決戦の舞台となった。 トップの宮本は高橋と対戦。序盤の1セット目から厳しい内容となり、なんとかジュースで取る。2セット目以降も接戦になるがわずかに届かず惜敗。 続く吉田は八木澤と対戦。前日の調子のままに1、2セット目を取る。勝負の3セット目では苦しい展開となったが、辛くもジュースで取る。 3番の鈴木は神尾と対戦。相手の攻撃力と鈴木自身のミスも重なり、ストレートでの敗戦となる。 後がなくなった青嵐は4番の榎本を送り出す。相手は左ペンドライブの大内。榎本不利な展開が予想され、またも敗戦を覚悟しての一戦となった。それでも榎本は大内に対し果敢に得意のサーブ&3球目攻撃を繰り出していった。序盤から冷や汗ものの展開であったが、徐々に榎本の調子が出てきて1セット目を取る。2セット目も勢いに乗って取れるかと思いきや、大内のカウンタードライブが決まるようになり、惜しくもジュースで取られる。3セット目、今度は榎本が優勢に進めてとる。ここで、相手はロングボールはうまいが、台上処理は苦手と見切り、短い展開から先手を取る戦術に切り替える。見事的中し、点数的にはせったものの安心して見られる内容で、ついに苦しい試合を勝利した。 ラストの菅は二木と対戦。前日の疲労と少々の前祝いで気がかりな菅だったが、余裕の試合運びを見せ、ストレートで勝利した。 青嵐クラブ結成以来4度目の全日本クラブ選手権決勝戦に挑むこととなった! |
■美鷹クラブ(東京)戦 |
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青嵐クラブ |
3−1 |
美鷹クラブ(東京) |
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宮本 |
0 |
2−11 3−11 2−11 |
3 |
森薗 |
吉田 |
3 |
11−9 11−7 9−11 11−7 |
1 |
道本 |
鈴木 |
3 |
11−7 12−14 11−4 11−6 |
1 |
澁谷 |
榎本 |
3 |
11−9 11−4 10−12 11−9 |
1 |
鈴木 |
喬 |
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|
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渡辺 |
いよいよ決勝戦。相手は森薗、渡辺など強豪メンバーぞろいの美鷹クラブ。試合開始前から厳しい試合になることが予想されたが、それ以上に決勝戦に進んだ喜びがチームの雰囲気となっていた。 トップの宮本は森薗と対戦。森薗は前日も2部優勝の卓心会エース大貫にセットオール9−11で競り負けるという、およそ小学生離れした強さをもつ恐るべき対戦相手である。宮本は今大会に臨むに当たって「森薗君と試合したい」と豪語していた。しかし、いざ対戦してみるとなかなか自分の卓球をさせてもらえない。わずかながらのドライブスマッシュとカウンタードライブを放ったのみの完敗であった。しかし、宮本にとっては貴重な経験となった。 続く吉田は道本と対戦。ドライブの打ち合いになれば吉田不利と思われたことから、いかに先手を取るかが試合のポイントとなった。1、2セット目は先手を取って攻撃した吉田がリードしながら辛くもとる。3セット目、多少吉田の先手の取り方が鈍ったところを見逃さなかった道本にとられる。1セット目が終わった時点からずっと腕のふるえがきていた吉田だが、再度4セット目で攻勢に転じ、見事に勝利した。 3番の鈴木は澁谷と対戦。冷静に試合を進める澁谷に対し、鈴木は気合を入れて対抗し、1セット目をとる。2セット目、リードしながらの展開だったが、ジュースになってからは一進一退の攻防となり、わずかなところでこのセットをとられる。戻ってきてからの鈴木は一言「わかりました、次がんばります」と言い残し、3セット目へ。そこには、それまでとは打って変わった鈴木の姿があった。ドライブを打てば決まり、ブロックはしっかり止まり、安定した試合展開となった。3セット目を取った鈴木はそのままの勢いで4セット目もとり、見事な勝利を収めた。 4番の榎本は鈴木と対戦。榎本は前の試合で勝った調子をそのままに1、2セット目を危なげなく取る。優勝ムードが漂ってきた3セット目。ここでも榎本はリードを見せ、後ろでは優勝の瞬間をとらえようと卓球王国のカメラが待ち受ける状況となった。が、力の入った榎本のミスと、徐々に決まりだした鈴木のドライブにより、このセットではシャッターは切られることはなかった。続く4セット目。本来の調子で再びリードを奪いつつも、ここでも鈴木の粘りにあい、なかなか決めさせてくれない。最後は鈴木のスマッシュミスで勝利!!カメラのシャッターも切られた。 榎本は高々と両手を上げ、ベンチメンバーも両手を突き上げ、ついに歓喜の瞬間を迎えた!! |
参加メンバー |
参加年代 |
成績 |
コメント |
吉田清繁 |
50代 |
5勝 |
全試合出場で全勝の大殊勲! |
榎本誠 |
40代 |
4勝1敗 |
優勝を決めた影のチームリーダー! |
鈴木智典 |
中学生 |
3勝2敗 |
気合いの入った試合でチームを盛り上げた! |
宮本幸典 |
小学生 |
2勝3敗 |
元気のいい試合でトップの重責を果たした! |
菅弘志 |
一般 |
3勝 |
疲労しきっても試合で勝利する姿にチームが奮起! |
喬瑞雪 |
一般 |
1勝 |
エースとしてチームの精神的な支えに! |
麻奥健司 |
一般 |
− |
出場機会はなかったがチームの勝利に大貢献! |
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